地方会会長挨拶

「知の共鳴、そして前進」

第13回日本血液学会東海地方会 会長
冨田 章裕
(藤田医科大学医学部血液内科学 主任教授)

会長 お写真

この度、第13回日本血液学会東海地方会を開催させていただく運びとなりました。本会は、毎年250名ほどの東海地区の会員が一同に集う、大変貴重な学びの場、そして交流の場であります。

2020年初頭からの新型コロナウイルス感染症は、私たちの交流を阻み、また多くの血液患者さんにとって、大きな脅威となってきました。しかし私たちは、一旦は未経験の脅威に翻弄されながらも、新薬の導入や密な情報共有、そして経験の蓄積で、これらの困難を乗り越えてきました。数々の血液疾患を克服するには、未だそれぞれ道半ばですが、新薬開発のみならず、少しでも前に進みたいという私たちの意気込みによって、少しずつ進歩していることに間違いはありません。その進歩を支えているのが、積極的な交流による情報交換と経験の蓄積であると私は考えています。本地方会が、地域や施設の枠、年代の枠を軽々と超えた積極的な知の共鳴の場となり、明日の血液診療の進歩の新たな一歩となることを期待しています。みなさん、どうかこの機会を最大限活かして、大いに交流致しましょう。

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