地方会会長挨拶

このたび、第15回日本血液学会東海地方会を2026年4月26日(日)に名古屋市にて開催させていただくことになりました。

毎年秋に開催される日本血液学会学術集会は、国内外から多くの参加者が集まり、血液学の基礎から臨床まで幅広い分野を学び、議論し、交流する場として、また社会へ向けた情報発信の場として重要な役割を果たしています。一方、東海地方会は東海4県の施設に所属する専門医、専攻医、研修医、学生等の皆様が、日頃の診療・研究の経験や取り組みを共有し、意見交換や交流する年に一度の場となっています。

血液学は、病態解明、診断、治療において最新科学が最も早く応用される分野であり、診療現場ではその成果が正確な診断と治療成績の向上に直結しています。近年は公表された研究データや診療エビデンスが容易に検索できる時代となりましたが、各診療・研究現場での独自の経験や取り組みは今でも貴重であり、近隣施設間でも共有の機会が限られているのが現状かと思います。本地方会では、そうした経験や取り組みを共有し、議論を深めることで新たな知見を得るとともに、参加者同士のつながりを築き、東海地方の血液学・血液診療のさらなる発展を目指しています。特に若手の皆様には、優秀演題賞などの表彰制度も設けております。積極的な発表を通じて最新の血液学を学び、交流の輪を広げる機会として、ぜひご参加ください。

第15回東海地方会が、皆様にとって実り多き場となるよう、準備を進めてまいります。皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

多くの皆様の参加を心よりお待ちしております。

三重大学大学院医学系研究科
血液・腫瘍内科学分野
俵 功

ページの先頭へ